確率誤差 (probable error)

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この頁は、平成１４年９月１４日に新たに開設しました。
この頁は、平成２０年４月２２日に一部更新しました。

　このページでは、確率誤差 (probable error, 略して PE) の解説を行う。

解説

　Kendall and Buckland (1982) によれば標準誤差を 0.6745 倍したもので、 現代統計学ではあまり用いられない。データのばらつきの指標の１つであり、 四分領域 (semi-interquartile range) Q の別名でもある（岩原, 1999)。 最初にこの概念を提案したのは、Gosset, W. S. (ペンネーム、Student) (1908) である。

　分布の平均からプラスマイナス１四分領域 (semi-interquartile range) Q の範 囲には、正規分布では５０パーセントのデータが理論上入るが、その場合の左側 限界点は正規分布の標準偏差の単位σ で測ると、より正確には 0.674560 となる。

引用文献

  1. Cowles, M. and Davis, C. (1982). On the origins of the .05 level of statistical significance. American Psychologist, 37, 553-558.
  2. 岩原信九郎 (1999). 教育と心理のための推計学　日本文化科学社
  3. Kendall, M. and Buckland, W. R. (1982). A Dictionary of Statistical Terms (4th edition). Essex: Longman Scientific & Technical.
  4. Student (1908). The probable error of a mean. Biometrika, 6, 1-25.
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