平成16年度問題41への解答・解説
この頁は、平成18年6月22日に新たに開設しました。
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1) 正解 b
2) 解説
- A. は、およそ正しい。
- B. は、検査の信頼性と妥当性は全く別の概念であり、正しくない。
- C. 上と同様の理由で、正しくない。
- D. およそ正しい。表面的妥当性(face validity) とは、検査が被験者にとって
妥当であるか、または何を測定しているようにみえるかを表す概念で、例えば質問紙を
実施する際、その尺度自体の妥当性は高くても、被験者がその尺度を妥当と思える内容
になってか、つまり項目数が多すぎないか、質問が平易であるか、回答がしやすいか等、
被験者側に立って尺度を検討することを意味する(心理臨床大事典、1992)。
上記より、正解は b. である。