平成19年度問題39への解答・解説

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この頁は、平成21年5月6日に新たに開設しました。
この頁は、令和2年5月5日に一部更新しました。

 このページでは、平成19年度問題39への解答・解説・問題の評価を行う。

1) 正解 d

2) 解説

 この問題は、ほとんど統計的知識を必要としない。

  1. A については、正しい。
  2. B については、どんな検査も被検査者に全く精神的負担を与えないということは 不可能である。検査者は、被検査者の負担を可能な限り軽減するよう努力する必要が ある。
  3. D については、間違い。心理検査が被検査者に与える心理負荷を考えると、可能な 限り少ない項目で必要なことがわかる検査が望ましい。ただし、項目の信頼性の視点か らは、項目数は多いほどよい。

3) 問題39の評価

 この問題は、臨床心理士の心理検査に対する基本的姿勢を問う問題であり、統計的 知識以前の問題と言える。ただし、最後の言明 D は、「信頼性」という統計的知識が 言明の正誤の判断にとって、すこし悩ましく、迷いやすい材料となるであろう。

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