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このページは、平成11年6月8日に開設した。
このページは、令和2年5月8日に一部更新した。


 第2.1節 data ステップの開始と終了及び sas 名

 data ステップは、一般に data ステートメントで始まり、cards 又は run 文で終了 する。 data 文の書式は次の通り:

data [sas/ds名[(データセットオプション)]]

ここで sas データセット (sas/ds) は、sas ファイルの1つで通常ユーザが、sas ファ イルの名前についての規則に従って付ける。

 ところで、sas ファイルは、通常の外部ファイルと異なり sas プログラムの中でしか 使えない。又、sas システムがそれを識別できるように、保存時に sas/ds では .ssd、 sas カタログでは .sct なる拡張子がそれぞれ自動的に付けられる。

 一般に sas ファイルの名前は、次のようにピリオドで区切られる2種類の文字列で 構成する。

ライブラリ参照名・特定のsasファイル名
 (第1レベル名)    (第2レベル名)

 共に、次に述べる sas 名の規則に従う最大8文字の名前を付ける。ここでライブ ラリ参照名は os のディレクトリに対応する。ライブラリ参照名とディレクトリとの 対応付けは、data 文に先立つ後述の libname 文で行う。

 sas名の規則は次の通り:

  1. 文字数は最大半角8文字までとする。
  2. 最初の文字は英文字(A~Z)又はアンダースコア (_) (ハイフン - では ないので注意)でなければならない。
  3. 2番目以降の文字は英文字、数字(0~9)、アンダースコアのいずれでもよい。

 sas システムには、最初と最後にアンダースコアのついた _type_, _freq_ などの 特殊変数があるので、前後にアンダースコアのついた名前を付けないようにすると よい。

 data ステップは、次の目的のために使われる。

  1. 外部ファイルや sas/ds の読み込みと sas/ds の作成
  2. データの検索・変更とプログラミング
  3. 複数ファイルの結合・複数ファイルへの分割などのファイル操作
  4. 各種レポート作成

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