このページは、令和2年5月7日に一部更新しました。
最初の数行は、コメント行であり、解析にはかかわりない。最初のlibname 文は、 ライブラリ参照名を指定する。より具体的には、永久 SAS ファイルが保存してある ディレクトリパス名(引用付で囲ってある)を、sasfile と短縮して代用する という指示である。つぎの libname 文は、カテゴリー変数のコード値とカテゴリー 名が保存してあるディレクトリパス名を、library と短縮して代用するという指示 である。これらは、先の永久 SAS ファイル作成時に定義したものである。
最初の freq プロシジャは、カテゴリー変数 cat1 から cat4 までについて、 それぞれの度数分布を計算させるためのものである。この例のように、そのためには 単に tables の後に必要な変数名を並べればよい。この場合は、たまたま cat1, cat2, cat3, cat4 などのようにいわゆる添字付き変数にしてあるので、cat1-cat4 のような短縮形が可能なのである。tables 文の後の format 文は、永久SAS ファイル 作成時に定義したカテゴリー変数のコード値とカテゴリー名を読みだして、出力 結果の表にカテゴリー名を表示させるためのものである。
つぎの freq プロシジャは、うえと同一の変数について、出力結果に各カテゴリー 変数のカテゴリー名を表示させなくてよい時のやり方である。このやり方 は、もともと永久SAS ファイル作成時に format プロシジャでカテゴリー変数の コード値とカテゴリー名を定義していない時にも使える。
これら2つのプロシジャによる出力結果を順に1部のみ示すと、つぎのようになる。
frequency distribution with format INTENSITY OF MOTIVATION Cumulative Cumulative CAT3 Frequency Percent Frequency Percent ------------------------------------------------------------- very strong 27 5.3 27 5.3 fairly strong 43 8.4 70 13.6 weak 83 16.1 153 29.8 very weak 71 13.8 224 43.6 can not clasify 290 56.4 514 100.0 frequency distribution without format INTENSITY OF MOTIVATION Cumulative Cumulative CAT3 Frequency Percent Frequency Percent -------------------------------------------------- 1 27 5.3 27 5.3 2 43 8.4 70 13.6 3 83 16.1 153 29.8 4 71 13.8 224 43.6 5 290 56.4 514 100.0 |