この頁は、平成14年9月11日に新たに開設しました。
この頁は、令和2年5月2日に一部更新しました。
このページでは、平成5年度問題42への解答・解説・問題の評価を行う。
この問題は、平成4年度の問題24の内容に近い。この種の問題は、他の 問題の所で述べたように、間違いに確信が持てる項目を消去していく方法が 戦略的にはよいであろう。
この問題では、受験者が
各選択肢については、「平成4年度問題24への解答・解説」の中の テスト(検査)の信頼性 (reliability)を参考にせよ。ここでは、若干の解説を加える。
信頼性の定義には、大雑把に言えば、相関係数を用いる方法と測定誤差を用いる方 法があるので、正しい。ここで、「標準誤差」(standard error) とは、一般には標本 分布の標準偏差を意味する。ただし、
のように呼び、区別することがある(柴山、1999)。
Kuder-Richardson の公式は、内部一致性により信頼度を表すものであり、検査を2 回実施する必要はない。
折半法は、平行テスト法、再検査法、内部一致性による方法と並び、代表的な信頼 性測定の方法であるので、間違いである。
「安定性」は微妙な表現ではあるが、再検査法の特性を表しており、正しい。
平行テストでのテスト実施間の間隔は1週間である必要はない。