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このページでは、平成20年度問題14への解答・解説・問題の評価を行う。
しかし、たとえ要因の水準数(群の数)が2の場合でも、医学・薬学などで常用される 無作為化比較試験 (Randomized Controlled Trial) は、正真正銘の分散分析の1つである ことは、明らか。元来、分散分析の条件としては、 Fisher の実験計画法の3原則、あるい は、局所管理を除く2原則(反復、無作為化)がなされているかどうかであり、水準数 (群の数)が3水準以上かどうかではない。
一方、入門書に出てくる通常の2群の平均の差の検定は、必ずしも分散分析とは言え ない。この方法では、もともと両群の分散の等質性を前提とはしていないし、2群への 無作為割り付けも前提としていないからである。
この問題では、因子分析と主成分分析の違いがわかっていないと間違いやすい。ただし、因子 分析と主成分分析の違いをこの問題14まで厳密に区別して使っている場合は少ないであろう。