平成6年度問題22への解答・解説

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この頁は、平成14年9月13日に新たに開設しました。
この頁は、令和2年5月2日に一部更新しました。

 このページでは、平成6年度問題22への解答・解説・問題の評価を行う。

1) 正解 d

2) 解説

 この種の問題では一般的に言って、受験者の正確な知識が要求される。

 この問題は、心理尺度の 4つの分類について、初等的な知識さえ知っていれば間違うことはなかろう。 これらについては、筆者の「心理統計学」のテキストの第1章における 「データの尺度レ ベル」の解説の項を参照されたい。

 上記の「データの尺度レベル」の知識からは、選択肢 a は、不適切である。 同 b についても、順序尺度はそのような比情報は持たないので、不適切である。 同 c についても、平均、分散などの統計量は、絶対零点(問題では絶対的な原点、 と呼んでいる)までは不要で、間隔尺度以上であればよいので、不適切である。 また、e は、名義尺度は、加減の演算も無理があるので、不適切である。

3) 問題22の評価

 問題22は、心理尺度に関する入門レベルではあるが、すなおな問題である。

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