平成9年度問題14への解答・解説
この頁は、平成14年9月23日に新たに開設しました。
この頁は、令和2年5月3日に一部更新しました。
このページでは、平成9年度問題14への解答・解説・問題の評価を行う。
1) 正解 e
2) 解説
この種の問題では一般的に言って、受験者が確信の持てる選択肢への正誤の
情報から解答を絞るのがよい。ここでは、しかしながら順に簡単に解説する。
- A. は、最頻値が頻度最大の値であることから、どの
尺度レベルの
データの場合にも適用できるので、正しい。
- B. は、うえの理由から、間違い。
- C. は 、平均値が
名義尺度や順序尺度レベルのデータでは適用できないが、間隔尺度レベル
以上のデータでは可能なので、正しい。
- D. は、うえの理由から、間違い。
- E. は、中央値が
データを小さい順から大きい方へと並べたときの真ん中(50% 点)とし
て定義されるので、少なくとも順序情報を持っていないといけないので、正しい。
3) 問題14の評価
問題14は、しばしば基礎的・入門的問題であり、データの尺度レベルの意味
と、位置パラメータとしての基礎的な統計量である平均値、中央値、最頻値の定義
を知っておれば、正解が容易な問題である。